こんにちは。短距離4年の高須です。
特別面白いことも書けないでもないので、有益な情報でも落としていこうかなと思います。
皆さんは、短距離走における理想の腕振りって何だと思いますか?
そもそも、腕振りの目的・効果ってなんだと思いますか?
深く考えずに大きく振った方が前に進むと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし実際には、腕を大きく振っても前には進まないのです。
正確に言えば、「腕をどれだけ大きく振っても前方へのエネルギーは得られない」です(※エネルギーとか力とか適当に使うけど文系だから許シテ)。右腕を前に振っている時には左腕は後ろに、右腕を後ろに振っている時には左腕は前に振っています。つまり、右腕と左腕は常に逆の動きをして、互いのエネルギーを打ち消しあっているのです。だから、どれだけ大きく腕を振ろうと、前方向へのエネルギーは得られないのです。考えてみれば当然で、二つの振り子を同時に大きく揺らしても、振り子が括り付けられた台が前後に動くことはありませんよね。
じゃあ、一体何のために腕を振るの?と思いますよね。
一般的に腕振りの効果は、
- 上方へのエネルギーを得ること
- 足の振りによって起こる回転を抑制すること
だと言われています。
まず1に関して。腕は、前後には反対の動きをしていますが、上下には同じ動きをしていますよね。右腕を振り上げる時には左腕も上がり、右腕を振り下ろす時には左腕も降りる。それゆえ、上下にはエネルギーを得られるのです。
この腕の上下動から反作用によって体も上下のエネルギーを得るのです。接地期には下方へのエネルギーを、離地期には上方へのエネルギーを獲得します(細かく知りたい人は自分でグラフを描いてみるんだ)。これによって大きなストライドの獲得や接地時間の短縮が見込まれます。
次に、2に関して。右足が前に、左足が後ろに振られると、体が回転しますよね(わからん人は割り箸を紐で吊るしてその両端に振り子をつけて逆方向に振ってみてくれ)。まあとにかく回転するんですわ。それを打ち消すために腕は足と反対の動きをしなければいけません。じゃあどのくらい強く振れば打ち消せるんだって?そんなもんは知らん。
以上をまとめると、理想の腕振りの条件は、
- 上下に大きく振る
- 体の回転を抑制できる程度に前後にも振る
ことが挙げられます。
他にも、骨盤の動きを大きくし、体の回転を抑制するためにも肩甲骨が大きく動くことも重要そうですね。当然、速く振ること、体がぶれない程度に振ることも重要です。
では、具体的にはどんな腕振りをすればいいのか…。
私はこの問題に関して真に驚くべき答えを見つけたが、このブログはそれを書くには狭すぎる。
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